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K-BOOK振興会便り 2023年4月号 http://k-book.org/
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◆◇今月のTOPIK◇◆
●フェア情報●
GIVE ME BOOKS!!
4月22日(土)～4月23日（日）
奈良県コンベンションセンター天平広場神保町にて
https://store.tsite.jp/nara/event/shop/32620-1316530324.html
●イベント情報●
4月5日（水）：【CHEKCCORI／オンライン】
私たちが語り合いたいこと！ ～チョ・ナムジュ『私たちが記したもの』刊行記念読書会
ゲスト： 小山内園子×すんみ
https://chekccori230405.peatix.com/
4月13日（木）：【本屋B&B／会場＋オンライン】
〜韓国ドラマファンクラブ活動〜
「自閉スペクトラム症の当事者と韓国文学翻訳者が語る『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』」
ゲスト：横道誠×廣岡孝弥
https://bookandbeer.com/event/bb230319a_woo/
4月14日（金）：【CHEKCCORI／会場＋オンライン】
『#発言する女性として生きるということ』著者チョン・ソヨンさん来日トークイベント
ゲスト：チョン・ソヨン
https://chekccori230414.peatix.com/
◆◇日本語で読みたい韓国の本◇◆
エッセイ 『敷居をまたいで（문지방을 넘어서）』
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●内向的な性格を持つ40代の独身女性の著者によるエッセイ
副題は「考え事が多く孤独な内向人が敷居をまたいで出会った安らぎと楽しさ」。
大人数で集まる場所が苦手で、一人でいるのが好きな“内向人”の著者が、家の外に出て（“敷居をまたいで”）得た経験や考えなどを様々なエピソードとともに綴っています。
自分をよく知り、誰に何と言われようと自分らしく生きていこうという著者の前向きなメッセージが感じられる本。内向的な性格の“内向人”にぜひともおすすめしたい。
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エッセイ 『本と偶然（책과 우연들）』
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●人気SF作家キム・チョヨプの初エッセイ
小説家としての歩みとともに読んできた本を著者キム・チョヨプが紹介する。SFというジャンルについて説明するために本を読み、専門外のノンフィクションを書くために本を読む。
そして小説を書くために本を読む。「想像力と知識は緊密につながっている」と述べる著者は、書き続けるために今まで興味がなかった分野の本も読み始める。
偶然に出合った数々の本が思わぬ世界へ導いてくれる過程、そして読書が書くことにつながっていく過程を著者と一緒に体験できるかのようなエッセイ集。
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小説 『転生（환）』
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●第22回ソウル国際女性映画祭メガボックス賞受賞作家による「Kスリラー」
ジャンル小説専門出版社Gozknockエンターテインメントの「Kスリラー」シリーズから出版された作品。
鼻と口の間の細長い溝、人中（じんちゅう）。この人中のない子供達が産まれるようになる。人中のない子供達には共通の特徴があった。
前世の記憶をもっているのだ。人中のない、しかし前世の記憶をもつ子が産まれる度に社会の秩序は乱れる。
転生を繰り返す理由は何なのか。臓器移植、遺伝子操作、様々な闇が浮き彫りになっていく。
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小説・YA 『幻想の本屋街（환상의 책방골목）』
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●5人の人気作家による「街の本屋」をめぐるアンソロジー
本よりもスマホや動画サイトの方が身近で、「街の本屋」の原風景を持たない若者に向けた、本屋にまつわる5つのアンソロジー集です。
著者は、『ギター・ブギー・シャッフル』（岡裕美訳、新泉社）のイ・ジン、『消えたソンタクホテルの支配人』（北村幸子訳、影書房）のチョン・ミョンソプなど、5人の人気作家。
「四次元書店」「墓場書店」「深夜書店」「幽霊書店」「オタク書店」と、一見全く関係のないように見える5つのストーリーを通じて、
読者は自ずと「本屋」がもつ不思議な魅力に引き込まれていきます。
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◆◇日本語で読める韓国の本◇◆
『＃発言する女性として生きるということ』（チョン・ソヨン/著、李聖和/訳、クオン）
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韓国SFの話題作『となりのヨンヒさん』の著者チョン・ソヨンさんによる初の邦訳エッセイ集。
さまざまな社会問題に直面して疲弊し、語りたくても語れない、訴えたくても訴えられない人々の声を代弁する。「私たちは共に、絶えず声を上げ、お互いを思いやり、しっかりと手を携えて生きていける」という帯の言葉がとても心強い。
訳者の李聖和さんによるメッセージをご紹介しました。
『北アイルランド統合教育学校紀行 分断を越えて』（姜淳媛/著、 藤原孝章/ 監修、 米澤清恵/訳、明石書店）
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明石書店の「世界人権問題叢書」シリーズから出版されました。著者の姜淳媛氏は平和教育の研究者として韓国で著名な方であり、20年間にわたり北アイルランドを訪問し、分断克服の平和教育を研究した成果が本書です。
分断と対立が世界各地に広がっている現在、国と国による合意ではなく、市民による分断克服のための平和教育がいかに世界にとって有効であり、未来志向であるかを学べる一冊。
◆◇ 韓国の出版・本屋事情 ◇◆
教保文庫、2月の月間ベストと注目の新刊（小説） (韓国通信)
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『不便なコンビニ』は根強い人気を誇っています。『世界でいちばん弱い妖怪』(吉川凪訳/小学館)のキム・ドンシクさんによる小説集や、第13回文学トンネ青少年文学賞大賞受賞作『고요한 우연(静かな偶然)』などの新刊が話題です。
http://k-book.org/publishing/20230309/
教保文庫、2月のエッセイ月間ベストと注目の新刊
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俳優キム・ヘジャのエッセイ『생에 감사해（生に感謝して）』がトップ10にランクインしました。かわいいキャラクターが主人公のヒーリングエッセイも、根強い人気を誇っています。新刊の話題書は、イ・スラの『날씨와 얼굴（天気と顔）』。
http://k-book.org/publishing/20230311/
◆◇3月のK-BOOKらじお◇◆
♯38 文庫化して残したい本を残せる幸せ、そしてこれからは人文書や李清俊さんも手掛けたい―筑摩書房河内さん、藤岡さん
http://k-book.org/news/radio_38/
♯39 映画も書籍もスラムダンクが大人気の韓国／カメラフィルムとインディーズ本のおしゃれな書店
http://k-book.org/news/radio_39/
♯40 愛について考えるSF小説／誰かの本の感想は新しい気づきのきっかけ
http://k-book.org/news/radio_40/
♯41 わたし、これ訳しましたー一気読み必至！史実がベースの歴史推理小説を翻訳した北村幸子さん
http://k-book.org/news/radio_41/
♯42 わたし、これ担当しました ― 企画書提出から２年をかけた一冊を届けます！ オークラ出版 朝木康友さん
http://k-book.org/news/radio_42/
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「詩人李秉律 （イ・ビョンリュル）春の宵の朗読会」で、「何かをしでかす勇気がある限り青春でいられる」と李秉律 さんがおっしゃっていました。何かに挑戦する心、チャレンジ精神を持ち続けたいですね。
（運営委員：五十嵐真希）
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発行：一般社団法人 K-BOOK振興会
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