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【K-BOOK振興会だより】K-BOOKの勢いはまだまだ続く！／今月の日本語で読みたい韓国の本もバラエティ豊か

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K-BOOK振興会便り　 2023年12月号 　　　　　　　http://k-book.org/
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◆◇今月のTOPIK◇◆

●フェア情報●
BOOK LOVER’S HOLIDAY
with K-BOOKフェスティバル
https://note.com/bonustrack_skz/n/n3a1e8cbbf8ed

●イベント情報●

12月7日（木）：【チェッコリ／会場＋オンライン】
韓国現代詩の最前線を行く――　ユーチューバー詩人ムン・ボヨンの柔らかな世界
ゲスト：ムン・ボヨン×吉川凪
https://chekccori231207.peatix.com/

12月9日（土）：【文化センターアリラン／会場＋オンライン】
アリラン・ブックトーク vol.3 『友』
ゲスト：洪潤実
https://arirang-booktalk3.peatix.com/view

12月16日（金）：【神保町　EXPRESSION／会場】
沈思黙読会 第2回 斎藤真理子『韓国文学の中心にあるもの』を読む
出演者：斎藤真理子
https://teket.jp/6979/29529

12月22日（金）：【本屋B&B／会場＋オンライン】
「最高で最善の恋愛？！ 〜韓国文学と韓国ドラマから〜」『私の最高の彼氏とその彼女』（イースト・プレス）刊行記念

ゲスト：ミン・ジヒョン×加藤慧×原田里美×舟喜さとみ
https://bb231222a.peatix.com/

11月18日（土）～12月24日（日）：【横須賀美術館／展覧会】
となりの国の絵本
躍動する韓国イラストレーションの世界
https://www.yokosuka-moa.jp/archive/exhibition/2023/20231118-801.html

◆◇日本語で読みたい韓国の本◇◆

実用　『話し方に困ったらユ・ジェソクのように（말투가 고민이라면 유재석처럼）』
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●好感を持たれる「話し方」の実践本

国民的MCであり好きな芸能人ランキングで何度も１位を獲得しているユ・ジェソクの優れた言語能力やコミュニケーションの取り方に着目し、誰からも好感を持たれる話し方を学ぶ実践本。
ユ・ジェソクをはじめ人気タレントがバラエティ番組などで話した言葉（＝好感を持たれる話し方）が示され、著者による解説が続くという構成になっている。テレビの前に座っているような楽な気持ちで多くの事例を読んでいくうちに、読者自身も好感を持たれる話し方が身に付いていく。
https://k-book.org/yomitai/231106/

絵本　『自分で（스스로）』
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●子どもの自主性を語る絵本

女性が裁縫箱を出して「子ども」の人形をつくります。その子は自分で何もせず、すぐに「お母さん」を呼びます。着替えも食事も遊びもお母さんの手を借りるので、気がついたらその子はボールになっていました。ころころ転がって外に出て、道を越えていくうちに、自分で歩いて食べて動いてと、自分で行動する楽しさを学んでいきます。
子どもが「自分で」行動し成長していく大切さを描いた1冊です。
https://k-book.org/yomitai/231113/

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小説　『麻姑（마고）』
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●朝鮮戦争直前のソウルを舞台とした推理小説仕立ての長編小説

分断と対立が深まる米軍政期のソウルが舞台。社会の動きに神経を尖らせながら警察で検死医として働き、密かに探偵活動を行う左翼運動家の娘カソンと、女性になりたくて女装をして生きる新聞記者のウンソはお互いをよく理解し合う仲。この2人が、親米派として知られる大学教授の殺人事件について容疑者にされた3人の女性の調査に乗り出し、真相に迫っていく。
もとは天地創造の女神だった麻姑（マゴ）がいつしか魔鬼（マグィ）に変えられたように、男性支配の歴史には不要とされ、消されてしまった人々がいる。クィアを研究するアーキビストでもある著者がその記録を見つけ出し、光を当てて、歴史のもう一つの真実を照らし出す。
https://k-book.org/yomitai/231120/

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◆◇日本語で読める韓国の本◇◆

『小さな町』（ソン・ボミ/ 著、橋本智保/訳、書肆侃侃房）
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韓国文学をシリーズで出版を続けてくださっている福岡の出版社、書肆侃侃房の「Woman’s Best 17　韓国女性文学シリーズ14」は、ソン・ボミ著、橋本智保訳『小さな町』です。日本では6人の女性作家が描く“おばあちゃん”アンソロジー『私のおばあちゃんへ』にて短編が邦訳され、今回長編初邦訳となるソン・ボミ作家は、韓国内で若い作家賞、大山文学賞、李箱文学賞を続々と受賞した実力派。過去と現在が交錯しながら展開して語られる「小さな町」から始まる家族、そして自分自身を見つめる物語が最後にたどり着く先をぜひ見届けて欲しいと思える作品。
訳者の橋本智保さんによる推薦コメントをご紹介しました。
https://k-book.org/yomeru/231102/

『空間の未来』（ユ・ヒョンジュン/著、オ・スンヨン/訳、クオン）
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ミュージシャンで、フェミニズムの同志であるイ・ランとスリーク。先行き不明のコロナ禍に交わされたふたりの往復書簡『カッコの多い手紙』。
世界中のみながある意味、同じ体験をし、同じような感情を抱くことになった「コロナ（COVID-19）」の時代に、ふたりのやり取りの言葉に、ハッとしたり、うなづいたりしてしまいました。訳者の吉良佳奈江さんによる推薦コメントと、イ・ランさん、スリークさんの言葉をご紹介しました。
https://k-book.org/yomeru/231116/

◆◇　韓国の出版・本屋事情　◇◆

教保文庫、10月の月間ベストと注目の新刊(韓国小説)
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チョン・セランさんの新作、歴史ミステリー長編小説の『ソル・ジャウン、金城に帰る』が出版されるやいなや話題になっています。注目の新刊はムン・ギョンミンの『守るべき世界』。
https://k-book.org/publishing/20231122/

教保文庫、10月の月間ベストと注目の新刊（エッセイ）
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順位の変動はありますが、1位から7位までは9月と同じ書籍がランクインしました。注目の新刊として、『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』（牧野美加訳、集英社）の著者ファン・ボルムによるエッセイや、梨泰院で発生した雑踏事故の生存者や遺族らに聞き取りを行ったインタビュー集を紹介しました。
https://k-book.org/publishing/20231107/

◆◇11月のK-BOOKらじお◇◆

♯72 K-BOOKフェス スペシャル⑤ 韓国絵本のメッセージ性・芸術性の高さに惹かれます / 岩崎書店、ポプラ社、葉々社

♯73 エンタメを通して社会問題に訴えるパワーに驚き / K-BOOKフェス スペシャル⑥新泉社、集英社、祥伝社、白水社
https://k-book.org/news/radio_73/

♯74 著者たちの思いをよりダイレクトに伝えられるオリジナル本は翻訳出版とは違う面白さが / K-BOOKフェス スペシャル⑦大月書店、駿河台出版社、翔泳社
https://k-book.org/news/radio_74/

♯75 韓国語学習者なら気になる“おすすめ勉強法” 出版社の方の気になる答えは…⁈ / K-BOOKフェス スペシャル⑧ あさ出版、アスク出版、HANA、ベレ出版
https://k-book.org/news/radio_75/

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韓国の本＝K-BOOKを愛する皆さんに、日本で刊行された翻訳本の新刊情報やイベント情報、韓国現地からの情報、
そして読者の皆さんの声をご紹介するインターネットラジオ「K-BOOKらじお」は、Apple Podcast、Spotify、YouTubeで毎週金曜日 朝9時配信中！
Google Podcastでの配信もスタートしました。
ぜひお好みのプラットフォームで番組登録をお願いします。

Apple👉 https://apple.co/3PRb6VW
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＿＿おしまいに＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
今年も非常に盛り上がったK-BOOKフェスティバル。韓国から来日した作家や詩人のイベント、新刊本の平積みに心が踊りました。サイン会の長蛇の列もすごかった！
『ちぇっくCHECK』Vol.10の一般書店での配布も始まります。ぜひお読みください。
（運営委員：五十嵐真希）

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発行：一般社団法人 K-BOOK振興会

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