『すべての人にいい人でいる必要なんてない』(キム・ユウン/著、西野 明奈/訳、かんき出版)

秋が近づき、夏の強烈な暑さが和らぐ夜に、ゆっくりとこの本を手にしてみてはどうでしょう。ここ数年、韓国から「自分らしく生きること」が謳われたエッセイが届き、日本でも大人気となりました。そして今は、さらに一歩進んで、自分と他人との関係に悩む人々への優しい言葉が届いています。そんな中の一冊が『すべての人にいい人でいる必要なんてない』(キム・ユウン/著、西野 明奈/訳、かんき出版)です。自分を見失わずに自分の心を守るための82のエッセイが心に明かりを灯してくれるようです。

翻訳者の西野 明奈さんから推薦のコメントをいただきました。

他人の評価や基準にとらわれなくていい。心配で包んだお節介は聞き流していい。
自分を傷つける人や言葉から、自分自身を守るために、
他人ではなく自分の気持ちを基準にしよう。
すべての人ではなく、自分にとって「いい人」になろう。

本書は、著者の実体験や無料相談で届いた事例を通じて、人間関係に関するさまざまな悩みへの対処法や、自分自身を大切にすることについて語ったエッセイです。
家族や友人との関係、恋愛、職場や身近な人々との関係に悩んだり傷ついたりしたとき、配慮の足りない誰かに振り回されて疲れ切ってしまったとき、他人の評価や基準にとらわれて自分を見失いそうになったとき、本書を開いてみてください。著者の温かく力強いメッセージがきっとあなたの心に寄り添ってくれるでしょう。

『すべての人にいい人でいる必要なんてない』(キム・ユウン/著、西野 明奈/訳、かんき出版)