『誤解されても放っておく』(キム・ダスル/著、カン・バンファ/訳、三笠書房)

つらいときまで周囲に気を遣わなくていい。
無理して耐えなくてもいい。
つらいときは、つらいのだ。
我慢して当然、なんて
誰にも言わせない。

今、いろいろな思いをされている方々を思い、この言葉が胸に沁みました。人気作詞家でコピーライターでもある著者キム・ダスルさんのストレートな言葉は頭に心にどんどん響いてきます。気持ちを上手に切り替え、誰かの目を気にし過ぎることなく、自分らしく生きていくことを優しいイラストとともに届けてくれるエッセイです。

翻訳者のカン・バンファさんより推薦のメッセージをいただきました。

生きていれば、人間関係はつきもの。私たちは時に、葛藤し、傷つき、誤解し、距離を作る。相手は他人かもしれないし、家族や恋人、自分自身、社会そのもののこともある。
そんな時、相手が何者かによってどんな態度や姿勢をとるべきか、何を受け入れ、何を突き放せばいいのか。本書はそんな戸惑いについて、飾らない言葉でアドバイスをくれる。そして、今当たり前のように手元にある縁の大切さに気づかせてもくれる。
著者がSNSに投稿したエッセイの中でも、特に熱い共感を得た119篇。ちなみに「119」という数字は、韓国でも消防・救急などの緊急通報番号として使われている。今SOSを発信しているあなたの心に、どうかこの応急処置が届きますように。

『誤解されても放っておく』(キム・ダスル/著、カン・バンファ/訳、三笠書房)