『しーっ! 霧の中の小学校』全3巻(ボリン/著、渡辺麻土香/訳、永岡書店)

読み始めたら止まらない!の言葉通り、一気読み必至の韓国発ホラーミステリー児童書『しーっ! 霧の中の小学校』が全3巻(1 黒い目の正体、2 白い足の持ち主、3 笑う人食い卵)が刊行されました。
365日のうち、360日は霧に包まれている、できてから100年以上もたつ、“霧の中の小学校”が舞台となり、主人公ジウンとジウンを取り巻く友だち、そして学校の先生たちに起こる不思議なできごとから目が離せず、時に恐ろしく、時にユーモラスな子どもたちのある意味、冒険の様子に胸躍りました。怖いけど、読みたい、そんなドキドキワクワク感を子どもたちと一緒に楽しんでみると、会話も弾みそうです。

翻訳者の渡辺麻土香さんからのメッセージを頂戴しました。
6月16日配信の「K-BOOKらじお」で渡辺麻土香さんが本作についてや出版翻訳に限らず、字幕翻訳にも携わり、そのさまざまな翻訳についてもお話くださっています。⇒ https://youtu.be/R4PTiPMwwiE

存在感を消して毎日を静かにやりすごすこと。それが不気味な現象を引き寄せてしまうせいで、何度も転校を繰り返してきたジウンの願いだった。それなのに5つ目の転校先である「霧の中の小学校」でも、黒い目や白い足につきまとわれたり、笑う卵に次々とクラスメイトを食べられてしまったり……、おかしなことに巻き込まれてばかりだ。だけど、ここでは奇妙な力を持つマグをはじめ、支え合える心強い仲間たちも出来た! 担任の先生の行き過ぎた指導や家庭内暴力、SNSをめぐるトラブルなど、現代社会が抱えるリアルな恐怖を交えながら、ゾクッとする不思議な事件に立ち向かっていくジウンと仲間たちの友情物語を是非お楽しみください。

『しーっ! 霧の中の小学校』全3巻(ボリン/著、渡辺麻土香/訳、永岡書店)