実は内向的な人間です(사실 내성적인 사람입니다)

原題
사실 내성적인 사람입니다 
著者
ナム・インスク 
出版日
2019年4月26日
発行元
21世紀ブックス 
ISBN
9788950980771 
ページ数
212ページ 
定価
14,300ウォン 
分野
エッセイ

●本書の概略

「今日も社会性ボタンを押しているあなたへ」

内向的な人の中には、他人と接するときに「社会性ボタン」を押し、普段の自分に社交性をプラスさせている人が多い。社会生活を円滑にするためにこのボタンを押すのだが、他人の気持ちに敏感で、他人と接することが大きな刺激となる内向的な人にとって、社会性ボタンを押すのは非常に多くのエネルギーを消耗する。では、どうすれば内向的な人は生きやすくなるのか。

韓国・中国をはじめ、アジアで380万部を超える女性自己啓発本ベストセラー作家であり、アジア圏女性のメンターとして脚光を浴びている著者の「実は内向的だ」という告白。そして毎日精一杯生きる内向的な人々への労りと、内向的な人が生きやすくなる秘訣を教えてくれる共感エッセイ。

●目次

プロローグ 内向的であるという告白

Chapter1 内向的な人間として生きること

Chapter2 ピッ—社会性モードに切り替え中

Chapter3 ありのままの自分をそのままに

Chapter4 たった一歩でも充分

エピローグ 内緒でぬくぬく、のんびりと進めていることについて

●日本でのアピールポイント

著者ナム・インスクは、『女性の人生は全て20代で決まる』(2004年 発行:ランダムハウスコリア 未邦訳)シリーズで韓国と中国に「女性自己啓発本」というジャンルを築き上げ、台湾・ベトナム・タイなどでも翻訳本が大変な人気を誇る、国境を越えたベストセラー作家である。著者が自身の人生経験を基に20~30代の女性に向けるアドバイスは、読後、まるで親しいお姉さんに悩みを聞いてもらったような気持ちになる。そんな世の女性を引っ張って行くメンター的存在の著者が、「内向的な人」だとは誰が想像できただろうか。

人間は人との関係の中で生きている。よって、「内向性と外向性」どちらかの性質だけで構成されている人はまずいない。その割合が人それぞれ異なるだけだ。日々の生活や対人関係に思うところがあれば、本書のエピソードのどこかに共感するだろう。世間一般的な「内向的」「外向的」という言葉の既存イメージを覆し、内向的な性質や思考を持つ自分自身を肯定し、最後には軽い気持ちで一歩踏み出す勇気をくれる内容となっている。

タイトルの「内向的」という言葉で少し暗く難しそうに感じるかもしれないが、心理医学書のように堅苦しい部分は一切ない。「あるある!」と共感できる部分が多いのは、日々「社会性ボタン」を押しながら頑張って生きている女性のメンター:ナム・インスクだからこそだ。日本でも20~30代の女性を中心に人気を得られるだろう。

作成:松原佳澄

著者:ナム・インスク
韓国、中国などで380万部を超えるベストセラー『女性の人生は全て20代で決まる』で、新たなトレンドを築き、20~30代の女性読者から圧倒的な支持と共感を集めた。また『女性の人生は全てプライドから』『人生を変える結婚講座』『生まれ変わったらあなたと結婚しないだろう』等、誠実な筆致で現実的なアドバイスを果敢に届ける、女性のメンターとして愛されている。近年はアメリカでも講演などを通して活動の幅を広げている。Youtube:남인숙(ナムインスク)TV、Instagram:naminsook1、ホームページ:naminsook.com