大盛況のうちに「2019 K-BOOK FESTIVAL in TOKYO」を終えました。

K-BOOKフェスティバル実行委員会

2019年11月9日(土)に東京・神田神保町、出版クラブビルで「2019 K-BOOK FESTIVAL in TOKYO」を開催しました。 このブックフェスティバルは、2010年より韓国の小説や詩・エッセイなどを翻訳出版してきた出版社クオンが企画し、韓国文学を中心に翻訳出版を手掛ける出版社15社で実行委員会を結成して開催されたものです。

  • kbookfes2019_report
  • イラストレーション:chise  ※ 画像をクリックするとイラストが拡大表示されます

フェスティバルは「ブックマーケット」と「ステージイベント」の2つのコーナーで構成され、ブックマーケットでは、国内出版社が19社、韓国の人気書店が3店、韓国のハンドメイド雑貨に、韓国餅やコーヒーを味わえるカフェスペースも。

ステージイベントでは、書店員トークや「K-文学レビューコンクール受賞式」に、出店各社によるクイズ大会、さらに韓国から『私たちにはことばが必要だ』の著者イ・ミンギョンさん、『原州通信』の著者イ・ギホさんと翻訳者斎藤真理子さん、清水知佐子さんによるトークまで、内容豊富に開催され、50席ほどの席はすぐに埋まり、立ち見のお客様が二重三重にもなるほどの盛況ぶりとなりました。

当日の来場者は約1,200人。来場者アンケートから当日の様子を見てみると、 性別は女性が85%と圧倒的ですが、男性も15%と今までの韓国系イベントに比べると男性率が高い印象でした。年代は40代が約30%と若干多いものの、20代、30代、50代ともにほぼ同数と年代比率はバランスよく広がっているようです。 来場の理由のトップは「韓国に興味があるから」がダントツですが、「韓国文学に関心があるから」「本を買いたいと思ったから」と韓国文学に対する関心、本そのものに関心のある層もしっかりと来場していることが伺えました。

会場にはNHKのテレビ取材をはじめ、朝日新聞AERA担当、毎日新聞ほかの各メディアの取材記者の方々も多く来場され、計20名ほどの方がお越しになりました。NHKでは当日夕方のニュースでいち早く、会場の模様を紹介いただきました。

また当日の運営には、約30名のボランティアスタッフが大いに力を発揮してくれました。 SNSで募集し、当日朝、初めて顔を合わせるという中、各自の担当をすぐに理解、また協力しながら作業してくださる姿はとても素晴らしく、来場者のみなさんからもその働きに本当に多くの賞賛をいただくほどで、初めてのフェスティバルを無事に開催できたと言えます。 初めて企画された今回の「K-BOOK FESTIVAL」ですが、来場者数、売上ともに予想を上回る盛況ぶりとなり、出店各社、ボランティア、来場者からも来年度の開催を求める声が集まっています。 今回の課題点を克服し、来年の開催に向けて、すでに始動しました。 どうぞご期待ください。

開催概要

タイトル:2019 K-BOOK FESTIVAL in TOKYO 開催日時:2019年11月9日(土)11:00~19:00 会  場:出版クラブビル(千代田区神田神保町1-32) 参加費 :無料 主  催:K-BOOKフェスティバル実行委員会(東京都千代田区神田神保町1-7-3 株式会社クオン内) 後  援:アモーレパシフィック財団、韓国文学翻訳院、韓国国際交流財団、日本児童教育振興財団、 永田金司税理士事務所、株式会社クオン ウェブサイト http://k-bungaku.com/2019kbf Twitter   https://twitter.com/kbookfes Instagram  https://www.instagram.com/kbookfes/ Facebook  https://www.facebook.com/kbookfes/