『死体でもいいから、そばにいてほしい 悪と寂しさの心理学』(クォン・イルヨン著、中川里沙訳、大和書房)

著者は韓国初のプロファイラーであり、ドラマの監修も行う犯罪心理学者のクォン・イルヨン。なぜ凶悪犯罪に走ってしまったのか。なぜ悪が生まれたのか。犯罪心理学を通して、他人を傷つける理由を細部にわたり掘り下げていくとともに、その背後にある「孤独」や「寂しさ」について考察した話題の本。訳者の中川里沙さんから推薦コメントを頂戴しました。

本書は、人の心にひそむ小さな闇に注目し、犯罪心理学をやさしく紐解いた一冊です。
著者は韓国でプロファイリングの第一人者として知られていて、講演はもちろん、バラエティ番組などにも出演して犯罪心理学を一般の人々に知らしめる活動をしています。
近年、SNSの発達により犯罪のかたちが少しずつ変化しているといいます。韓国で起きた「n番部屋事件」は日本でも大きな話題になりました。
日本でも、闇バイトなど子どもたちが巻き込まれる事件が増えています。
「これらの犯罪を起こす犯人たちは、いったいなぜ罪を犯すのか?」
「じつは私たちがふだんから感じる『寂しさ』にその原因があるのではないか?」
これらの問いについて考えることで、身近な犯罪から身を守ることができると著者は述べます。
ふだん人文書はあまり読まないという方にも読みやすい一冊です。ぜひお手にとってみてください!(中川里沙)

『死体でもいいから、そばにいてほしい 悪と寂しさの心理学』(クォン・イルヨン著、中川里沙訳、大和書房)