
教保文庫の11月のエッセイ月間ベスト10と注目の新刊情報をご紹介します。ハローキティの表紙が目を引くベストセラーが6位にランクインしました。注目の新刊では、教保文庫で小説部門を担当している著者による「本を売るための舞台裏」を綴ったエッセイ『독서를 영업합니다(読書を営業します)』などを紹介しています。
1位:『어른의 품위(大人の品位)』チェ・ソヨン(ブックロマンス/2025.10.01)
2位:『다정한 사람이 이긴다(優しい人が勝つ)』イ・へイン(Feelm/2025.08.13)
3位:『월든(완결판)(리커버:K)(森の生活)(完結版)(リカバー:K)』 ヘンリー・デイヴィッド・ソロー著、カン・スンヨン訳(ウネンナム/2025.10.27)
自給自足の生活の中で得た気づきや生きる意味について綴られたエッセイ集で、邦訳書『森の生活』(飯田実訳、岩波書店)も出版されています。韓国語版の出版から33周年を記念し、教保文庫限定の特別エディションが登場しました。
4位:『어른의 행복은 조용하다(大人の幸せは静かだ)』テス(ページ2ブックス/2024.11.04)
5位:『호의에 대하여(善意について)』ムン・ヒョンベ(キムヨンサ/2025.08.28)
6位:『기분이 태도가 되지 않게(헬로키티 에디션)(気分が態度にならないように(ハローキティエディション))』レモン心理著、パク・ヨンラン訳(ガレオン/2025.11.12)
2020年の出版から30万部を売り上げたベストセラーが人気キャラクター「ハローキティ」とともに帰ってきました。中国を代表するカウンセリングプラットフォーム「レモン心理」が、気分をコントロールし、感情に振り回されない方法を伝授します。
7位:『너를 아끼며 살아라(君を大切にしながら生きて)』ナ・テジュ(ダブルブック/2025.06.12)
8位:『행복할 거야 이래도 되나 싶을 정도로(幸せになれるはず、不安になるほどに)』イルホン(ブクロム/2024.07.29)
9位:『결국 너의 시간은 온다(結局お前の時間はやってくる)』ヨム・ギョンヨプ(ウンジン知識ハウス/2025.11.12)
韓国のプロ野球チーム「LGツインズ」の監督として2度の統合優勝(ペナントレース優勝と韓国シリーズでの優勝)を果たした著者が、自身の野球人生や野球哲学について語ります。短かった選手生活、1から野球を学び直した球団職員時代を経て名将と呼ばれるまでの道のりを振りつつ、あるべきリーダー像やチーム全体を成長へと導く「人を中心に据えた組織づくり」の真髄を伝えます。
10位:『처음부터 끝까지 고백(はじまりから終わりまでの告白)』juddo(イ・ジュヨン)文/写真(視線と断想 シソングァダンサン/2025.10.17)
一人の人に向けられた、あらゆる愛の告白が綴られたエッセイ集です。好きになった瞬間のときめき、会いたい気持ち、どうしようもなく募る想い、別れの後の切なさなど、愛のはじまりから終わりまでの感情が記されています。かつての恋を思い出したり、一歩前に進むための勇気を与えてくれたりするような一冊です。
『진돗개 두 마리와 네덜란드에서 살고 있습니다(2匹の珍島犬とオランダで暮らしています)』パク・ヘリョン(ウィズダムハウス/2025.11.05)
登録者数26万人のYouTubeチャンネル「メルボン・ネーデルラント MelBong」を運営する著者による初エッセイが出版されました。オランダの片田舎で過ごす日常はもちろん、子どもや高齢者、動物に優しいライフスタイル、オランダ語学習の経験談など多彩なエピソードが収められています。愛らしい珍島犬の写真を見るだけでも癒されそうです。
『독서를 영업합니다(読書を営業します)』ク・ファンフェ(ブックバイブック/2025.11.18)
教保文庫で小説部門を担当している著者が、本を売る(読書を営業する)ために試行錯誤してきたプロセスを、失敗談を交えながらユーモアたっぷりに綴ったエッセイです。邦訳書も出版されている『保健室のアン・ウニョン先生』のグッズ販売にまつわる話や、ハン・ガンがノーベル文学賞を受賞した日の「もっとも短い時間にもっとも多くの仕事をこなした」夜の裏話など、思わず手に取りたくなるエピソードが満載です。「良書とは『世界の美しさを宿した本』である」という著者の考えに触れられるでしょう。クオンの金承福さんも推薦文を寄せています。(文/金知子)
