『BTSを読む なぜ世界を夢中にさせるのか 』(キム・ヨンデ/ 著  桑畑優香/ 訳 柏書房)

世界中を席巻し続けている「BTS(防弾少年団)」。
彼らの音楽の魅力や、世界を巻き込んでいる「BTS現象」を丹念に掘り起こした本格的BTS評論、『BTSを読む なぜ世界を夢中にさせるのか 』(キム・ヨンデ/ 著  桑畑優香/ 訳 柏書房)が5月22日に出版されました。
翻訳者の桑畑優香さんにメッセージを寄せていただきましたので、ご紹介します。

BTSはなぜ世界を夢中にさせるのかーー。
ずっと気になり、取材を重ねていくなかで、出会ったのがアメリカ発の評論本、「BTSを読む」でした。

半分近くを占めるのは、2013年のデビューアルバム『2 COOL 4 SKOOL』を皮切りに、2018年までにリリースされた16枚のアルバム(ソロのミックステープ含む)の全曲レビュー。
原書に書かれている単語や文章がどんな音やビートをそして彼らの心を表現しているのか。
すべての曲をくりかえし聴きながら、深淵なるサウンドの世界観を日本語に置き換えていきました。

訳し終えた楽曲レビューから見えてきたのは、BTSの軌跡を辿る物語。ライナーノーツを読んで涙が出たのは初めてです。

「最後のページをめくる瞬間BTSの本質と成功の秘密について満足できる答えが浮かぶことを願っている」 プロローグより

『BTSを読む なぜ世界を夢中にさせるのか 』(キム・ヨンデ/ 著  桑畑優香/ 訳 柏書房)