本屋さんの喜怒哀楽 ~店長たちのBOOKトーク~

韓国から話題の3書店がK-BOOKフェスティバルに出店します。

詩集専門書店 Wit n Cynical、文学専門書店 コヨソサ、ビジュアル本の専門店 THANKS BOOKS —— いずれも韓国国内だけでなく、海外の本好きにも知られている書店です。
この3店の店主・店長と、東京の独立系書店・双子のライオン堂とチェッコリの店主が加わって、本と読者が出会う場で日々感じていることをお話します。
本を読むのが大好き、本を売るのが大好きな5人のトークをお楽しみください。

※ 逐次通訳付
 
 
●고요서사(コヨソサ)店主 チャ・キョンヒ

1984年、ソウル近郊京畿道生まれ。
出版社で編集者として働きながら、大型店やネット書店だけではなかなか知られることがない良質な文学作品があることを感じ、作家の心が迫る本を紹介したいと独立。文学中心の書店「コヨソサ」を2015年にソウル市内の「解放村(ヘバンチェ)」にオープンした。
選び抜いた本を並べるだけでなく、読者とのつながりを生み出すために朗読会や作家のトークショー、詩や小説を書くワークショップなども開いている。

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http://blog.naver.com/PostView.nhn?blogId=paulshkim&logNo=221648743334
instagram:https://www.instagram.com/p/B3YiyT4nK8-/
朝日新聞GLOBE+ インタビュー記事:https://globe.asahi.com/article/12348110
 
  
●THANKS BOOKS 店長 ソン・ジョンスン

2011年にソウル・弘大前にオープンしたTHANKS BOOKSは、デザインとコンテンツが合致した本を紹介しているキュレーション書店。ひょんなことからその一員となり、現在は店長を務めている。
「本というのは自分が到底理解できないことまで優しい顔で丁寧に教えてくれる。
そのお陰で尖った私が丸くなっていろんなお客さんとお付き合いができるようになった。
そういう”本”を誰かに手渡す本屋仕事がとても好き。
死ぬ前に何冊も読めるか数えながら本を読んでいる。
視力管理に力を入れなければいけない」

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朝日新聞GLOBE+ 記事:https://globe.asahi.com/article/12341555
 
  
●wit n cynical 店主 ユ・ヒギョン

1980年ソウル生まれ。ソウル芸術大学文芸 創作科及び韓国芸術総合学校演劇院劇作科卒業。2008年、「朝鮮日報」新春文芸に詩「Tシャツに首を入れるとき考える」が当選し、文壇デビューを果たす。
詩作と並行して、2016に詩集専門店wit n cynicalをソウルにオープン。韓国の同時代の詩人による作品を中心に国内外の詩集約1,600冊を揃え、月に数回開かれる朗読会や研究会はいつも完売になるなど、詩の愛好家たちが集う場となっている。
「詩集書店wit n cynicalは、詩を愛する『水滴』が集まって美しい池となることを夢見ています。世界のどこかに、一つか二つほどしかない詩集書店。そのなかの輝く一つになろうと思います」

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wit n cynical facebook:https://www.facebook.com/witncynical/
 
 
●双子のライオン堂 店主 竹田信弥(たけだ しんや)

1986年、東京生まれ。双子のライオン堂店主。
高校時代にオンライン書店として「双子のライオン堂」を開店。
大学卒業後、ベンチャー企業等で働くも「本」への思いが断ち切れず、高校時代にはじめた双子のライオン堂を本業にしたいと独立。「ほんとの出合い」「100年残る本と本屋」をモットーに2013年に白山でリアル書店をオープンした(2015年10月に赤坂へ移転)。
文芸誌『しししし』発行人兼編集長。共著に『これからの本屋』(書誌汽水域)、『まだまだ知らない 夢の本屋ガイド』 (朝日出版社)、『街灯りとしての本屋』(雷鳥社)など。
好きな作家は、J・D・サリンジャー。

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双子のライオン堂:https://liondo.jp/
 
 
●チェッコリ 店主 金承福(キム・スンボク)

ソウル芸術大学文芸創作科で現代詩を専攻。
1991年卒業し渡来。日本大学芸術学部文芸科卒。広告代理店勤務後、2000年には縁あってWeb制作会社社長となる。
「来日してから欠かさなかったことは韓国の詩や小説を読むこと」というほどの本好きが高じて、2007年出版社クオンを立ち上げ、「新しい韓国の文学」シリーズなどを続々と刊行。
2015年には本の街 神保町に韓国語原書書籍・韓国関連本を専門に扱うブックカフェ「CHEKCCORI(チェッコリ)」をオープンした。

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チェッコリ:http://www.chekccori.tokyo/