ねこのこころ辞典(고양이 마음 사전)

原題
고양이 마음 사전
著者
ナ・ウンシク
ダンシングスネイル
出版日
2020年5月7日
発行元
ジュニアキムヨンサ
ISBN
9788934992998
ページ数
160
定価
12,800ウォン
分野
絵本

●本書の概略

我が家の猫はどんな気持ちなんだろう? 猫の目線で、猫の気持ちを知ることが出来る1冊だ。

本書では、猫のタクチが飼い主のミンギュの家で暮らす中で感じる60以上の想いを、猫の視点で生き生きと表現している。猫目線の軽快な文章と、愛らしいイラストで、愛猫の気持ちを詳しく知ることが出来る。

文を獣医であるナ・ウンシクが担当し、絵を『死にたいけどトッポッキは食べたい(訳:山口ミル、出版社:光文社、出版年度:2020年)』等のダンシングスネイルが担当した。

●目次

はじめに

ねこの家族を紹介します

1章:きみに初めて会った日

2章:3歳のこころ

3章:しっぽをよく見て!

4章:顔をよく見て!

5章:声をよく聞いて!

6章:体をよく見て!

7章:こういうときは元気がないよ

8章:年を取ったなあ

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飼い主なら絶対わかる“ねこのこころクイズ”

●あらすじ

1冊を通して、猫の気持ちと行動をわかりやすく説明している。

「しっぽの先が飼い主に向けられているときは、喜んでいる印だ」「かまってほしいときは飼い主のそばに来て、つついてくる」等、猫の気持ちを日常のエピソードの中で紹介する。また、「生後3か月から12か月は、視覚・嗅覚・聴覚で感じる刺激に関心を持つ」「猫が感じる時間は人間の約4倍早い」「猫のパーソナルスペースは約1.8メートル」など、専門的な知識も学ぶことが出来る1冊だ。

●日本でのアピールポイント

猫のタクチが初めて飼い主に出会ったときから年を取っていくまで、60以上の猫の感情を、軽快な文と愛らしい絵で表現している。

不思議な行動をとる猫も、なぜそのような行動をとるのか理解することが出来れば、より一層愛おしく感じるはずだ。また、ただ猫の気持ちや行動を紹介するだけではなく、ストーリーとして繋がっており、心が温まるエピソードがたくさん詰まっている。

猫を飼っている人にとっては、愛猫の気持ちをより深く理解できるはずだ。また、猫を飼っていない人も、読んでいて癒される1冊だ。

作成:森樹里

ナ・ウンシク
グレイス動物病院の院長であり、韓国猫獣医師会の副会長。韓国EBS『子猫をお願い(고양이를 부탁해)』、YouTube『ニャンシンTV(냥신 TV)』など多数のメディアに出演。著書に『しばらく猫だったらいいな(잠시 고양이면 좋겠다)』がある。
ダンシングスネイル
イラストレーター、エッセイ作家として活動している。著書に『怠けてるのではなく、充電中です。(生田美保訳、CCCメディアハウス、2020年)』、『ほっといて欲しいけど、ひとりはいや。 寂しくなくて疲れない、あなたと私の適当に近い距離(生田美保訳、CCCメディアハウス、2020年)』『ザ ポスターブックbyダンシングスネイル(더 포스터 북 by 댄싱스네일)』があり、『死にたいけどトッポッキは食べたい(山口ミル訳、光文社、2020年)』、『ただ、溢れても大丈夫(그냥 흘러넘쳐도 좋아요)』の絵を担当した。