『そこに行けばいいことがあるはず』(ク作家/著 生田美保/訳 ワニブックス)

見えなくても、聞こえなくても、心を開いて自分の足で歩いていけば大丈夫!
韓国で13万部のロングセラー・エッセイ、ク作家の『それでも、素敵な一日』(生田美保/訳 ワニブックス)のその後、『そこに行けばいいことがあるはず』が出版されました。親しい人と食事をしたり、出かけたりすることのできない日々ですが、本書を読むと、ベニーといっしょに旅した気分になり、旅先でのたくさんの愛を共有できます。訳者の生田美保さんからメッセージを頂戴しましたので、ご紹介します。

ベニーの2冊目の本をご紹介できることになり嬉しいです。この本が日本で出版される頃には、さすがにコロナも落ち着いて自由に海外旅行できるようになっているだろうと思い、まずはどこから行こうかなと、ベニーに誘われるようにワクワク楽しい想像をしながら翻訳をしました。しかし現実は、いまだ狭い日常に閉じ込められたままで残念です。 けれど、そんな日常の中でも、ベニーのように心を開いて、ひと・もの・こととの出会いを大切にしていったら、毎日を旅するように暮らせるのではないでしょうか。私はこの本を通して、目を凝らせば愛はそこら中に転がっていることを教えてもらったような気がします。(生田美保)

2021年3月26(金)20:00~21:00 【オンライン】「ささきの部屋vol5~翻訳者・生田美保さんに聞く、コロナ禍のソウルで向き合う作品たち~」が開催されます。詳細はこちら。

『そこに行けばいいことがあるはず』(ク作家/著 生田美保/訳 ワニブックス)