『アンコンタクト 非接触の経済学』(キム・ヨンソプ/著 渡辺麻土香/訳 小学館)

韓国で今年4月に出版されるや瞬く間に話題となり、7万部を突破したビジネス書『アンコンタクト 非接触の経済学』(キム・ヨンソプ/著 渡辺麻土香/訳 小学館)が緊急上陸しました。新型コロナウィルスの蔓延で始まった、私たちの暮らしの様々な変化。その最たるものは社会的隔離とソーシャルディスタンスです。つながりを求めて生きる人間が、その真逆である、人と直接的なつながりや接触をもたない「アンコンタクト」な社会を受け入れなければならなくなりました。「アンコンタクト」は断絶や孤立をするためのものではなく、つながりを維持するために選ばれたトレンドだと語る著者。不安とリスクに取り囲まれている今、より便利で安全なコンタクトをするために、どのようなアンコンタクトを受け入れるか、「生活・性愛・コミュニケーション」「ビジネス・教育・医療」「共同体・宗教・政治」の3点から語ります。
訳者の渡辺麻土香さんからメッセージを頂戴しましたのでご紹介します。また、著者出演PVもこちらにございます。あわせてご覧ください。

コロナ禍を「予言」したとして話題になった映画『コンテイジョン』やSF漫画『AKIRA』のように、本書も近い将来、ある意味で「予言書」と言われるようになるのでは? 著者は、「予想できた未来」とも言える伝染病の流行と、コロナをきっかけに広まった「アンコンタクト」の背景にあるグローバル化や都市化、産業の発展と、それによりもたらされた気候変動の奥に、より豊かな未来を願い、より安全で便利につながりたいと願う人類の「欲求」があったと語っている。遠い昔から現在に至るまで人類を突き動かしてきた「欲求」が生み出す「トレンド」が、これからの衣食住や恋愛、働き方、宗教、政治、経済、国際社会に与える変化を分析した本書は、年齢・性別・国籍を問わず、人文書を読み慣れない人や、訳者のようにデジタル音痴な昭和人間にも、現在と少し先の未来が生きやすくなるヒントをくれるはずだ。少し大げさだが、胸を張って言いたい。これこそまさに、全人類必見!

『アンコンタクト 非接触の経済学』(キム・ヨンソプ/著 渡辺麻土香/訳 小学館)